ジュニアNISAは2023年をもって終了となります。
しかし、このところ利用者が急増しています。それはなぜでしょうか。
結論から言うと、今ジュニアNISAを始めるとメリットが大きいです。
本記事では、ジュニアNISAを開設するメリットと、おすすめの証券会社を紹介しています。
・ジュニアNISAとは?
・新旧ジュニアNISAの違い
・今開設すべきメリットは?
・オススメの証券会社
我が家もジュニアNISAで投資をしているよ!
我が家の資産運用記事はこちらから⏬
それでは、ジュニアNISAについて1つずつ解説していきます。
オススメの口座開設は
で解説しています!
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ジュニアNISAとは
ジュニアNISAは、未成年の子供のための「少額投資非課税制度」です。
ポイントは以下の通りです。
対象者 | 日本に住む0歳〜17歳の人 |
非課税期間 | 最長5年間 |
非課税投資枠 | 80万円/年 |
取引主体者 | 原則、親権者など |
口座開設期間 | 2023年9月31日まで |
金融機関の変更 | 不可 |
投資対象商品 | 上場株式・投資信託・ETF・REIT |
投資商品の売却 | 売却可能 |
ロールオーバー | 可能 |
払出し | 18歳までは払出し制限あり※ |
一覧で見てもよく分からないなぁ…
1つずつ解説するね!
ジュニアNISAは一般NISAの子供版!
そもそもNISAって何?
NISAは、少額投資非課税制度のことで、以下のメリットがあります。
- 投資の利益にかかる税金が非課税
- 年間120万円までが非課税の投資枠
- 投資した年から最長5年間は非課税
ジュニアNISAはこれ(一般NISA)の子供版です。
ジュニアNISAは、日本に住む0歳〜17歳の人が投資できます。
しかし、自分で運用するというよりも、原則、親権者などの大人が投資をしたり運用したりします。
子供のために親権者などが投資をするってことだね!
年間80万円まで投資をすることができ、5年間非課税で運用することが可能です。
非課税ということは、投資で得た利益に税金がかからないってことだよ。
利益に税金ってかかるものなの?
投資で利益が出た場合、その利益に税金がかかってしまいます。
例えば、100万円の利益が出た場合、203,150円の税金が課されることになります。
そんなに税金がかかっちゃうんだね!
ジュニアNISAは、税金が5年間かからないんだよ!
NISAのメリット同様、得られた利益に税金がかからなくなるので、とてもお得に投資をすることができます。
でも5年間しか非課税じゃないってこと?
そこで登場するのが、ロールオーバーだよ。
新たな口座に移管(ロールオーバー)することで、引き続き非課税で保有することができます。
ロールオーバーしたら、成人になるまでジュニアNISA非課税で運用できるんだよ。
それはとってもお得な制度だね!
ジュニアNISAで買えるものは?
ジュニアNISAでは、なんでも金融商品を購入できるわけではありません。
金融商品で購入できるもの、そうでないものは以下の通りです。
購入できる金融商品の中には、ハイリスクハイリターンのものもあります。
しかし、長期保有を前提とするので、「分かりやすい投資商品」や「リスクを抑えた商品」、「分配頻度の低い投資信託」を購入することを金融庁でも紹介しています。
安定している金融商品を選んだ方がリスクが低いってことだね。
投資商品の払出しについて
実は、ジュニアNISAは払出し制限がありました。
この期間内に払出しをしたら、過去に非課税で得た配当金や売買益等は、払出し時に配当金の支払いや譲渡があったとみなして課税されてしまうんです。
え….税金がかかっちゃうってこと?
仮に払出しをしたら、
・ジュニアNISA口座を廃止
・全部解約して払出しになる
・過去にさかのぼって利益全部に課税される
というキツイ制限があったんです。
しかし、これは過去のことです。
2023年でジュニアNISAは投資可能期間が終了します。
2024年以降は、現在のジュニアNISAは無くなってしまうので、払い出し制限が撤廃されました。
2024年以降は、いつ引き出しても課税されなくなったよ。
ジュニアNISAは不人気だった?
ジュニアNISAは、払出し制限があったから不人気だったとも言えます。
というのも、子・孫が18歳にならないと払い出し制限で課税されてしまうからです。
18歳まで投資・保有し続けていればいいんじゃないの?
そう上手くいかないこともあるんだよ。
何故でしょう?
それは、子・孫が18歳になるまでに
お金がかかるタイミングが何度もある
からです。
確かにお金がかかるタイミングってあるよね…
・受験や入学の時
・クラブ活動や習い事
・急なケガや入院
etc…
18歳までに、こんなにお金がかかるタイミングがあります。
払い出したい時に、ジュニアNISAで投資していたお金を払出そうとして課税されたら…
急にお金が必要な時ってあるもんね。
そういう時に税金がかかったら精神的にもきついね。
また、18歳になったタイミング保有している金融商品が大暴落してしまったら…
そうなってしまったら、今までコツコツ積み立てていた意味がなくなってしまいます。
払出したいタイミングでコロナみたいなことも可能性としてはあり得るもんね…
このような理由で、従来のジュニアNISAは不人気だったんです。
制度改正にともなって、一気に人気に!
先のような悪しき制度があったため、今までは不人気だったんです。
あまりに不人気だったので、ジュニアNISAは2023年に廃止が決定しました。
じゃあ何で人気になったの?
廃止になったからこそ、お得な制度になったんだよ!
ジュニアNISAが廃止になったことにより、
・2024年以降は子・孫が18歳になるまで非課税運用
・18歳未満で解約しても、課税されない
このように、払出し制限がなくなったので人気になりました。
なので、子・孫が18歳になるまでに、急にお金が必要になったり保有している金融商品が高騰したら、いつでも引き出しても良くなりました。
それはとっても嬉しいね!
それに、ロールオーバーで18歳になるまで非課税での運用が可能になったよ!
ジュニアNISAは制度改正により、今(これから)保有の金融商品を好きなタイミングで引き出せ、おまけに非課税という素晴らしい投資先になりました。
口座開設期間は9月末まで!
お得なジュニアNISAですが、2023年分のジュニアNISAの口座開設の受付は2023年9月末までとなっています。
今年中に開設すればいいんじゃないの?
投資(銘柄の買い付け)は12月までだけど、口座開設は9月末までだよ!
口座開設をしたい方は、なるべくであれば9月中旬までにどの証券会社で口座開設するかを決め、必要書類を準備するようにしましょう。
必要書類は各証券会社によって異なりますので、開設したい証券会社で確認してみてください。
ジュニアNISAを今年開設するメリット
ここでは、ジュニアNISAを今年中に開設するメリットを紹介します。
・80万円の非課税枠が使える
・18歳まで非課税で保有可能
・2024年以降は18歳前でも払出しが可能
これから口座を開設して、投資をするのであれば、80万円分非課税で運用することができます。
80万円ってどのくらい運用すれば利益が出るの?
例えば、一般的に低リスクで投資をした場合、3~5%の利回りで運用できると言われています。
80万円を年3%で15年間運用した場合、約124万円になります。
80万円を年5%で15年間運用した場合、約166万円になります。
年5%で運用できると、15年間で投資額の倍以上の資産になります。
15年間ほったらかしでもこんなにお金が増えるんだね!
もちろん、皮算用になるので、その時々で利回りが大きく変化することも予想できますが、長期で保有しておくと複利で、マイナスになる可能性が減ってきます。
複利を得ながら子供・孫が成人になるまで運用しておくことで、利益がどんどん増えていきます。
その利益は非課税なので、税金がかかりません。
大きくなったお金をそのまま子供や孫に渡せるってことだね!
成人したら払出さないといけないって訳でもないから、子供や孫がそのまま運用することもできるよ!
2024年以降は、本当に必要になった時にいつでも払出しができます。
急にお金がかかる時に払出すのも良いですし、18歳になったタイミングで払出すのも良いです。
また、18歳以降も金融商品を保有することも可能です。
※18歳以降は課税口座に移管されます。
ジュニアNISAで運用する時の注意点
ここでは、これからジュニアNISAで口座開設し、投資をする人への注意点をまとめて紹介します。
・金融商品の買い替えができない
・金融機関は変更できない
・18歳になる前に払い出す時は全額払出しになる
・2024年以降はジュニアNISA口座では新規の投資ができない
・18歳以降は課税口座に移管される
1つずつ解説していきます。
金融商品の買い替えができない
投資信託で良くあることですが、現在保有している投資信託を売却して、他の投資信託を購入(スイッチング)することはできません。
ジュニアNISAは、払出しを行うと、全ての金融商品の払出しをしなければならないので、一部の商品のみの買い替えということはできません。
金融機関は変更できない
一般NISA・つみたてNISAの場合は、金融機関を変更することが可能です。
しかし、ジュニアNISAの場合、金融機関を変更できません。
変更したい場合、開設している金融機関のジュニアNISA口座を廃止しなければなりません。
手続きも大変だから、オススメはしないよ。
また2024年以降は、ジュニアNISA口座の新規開設はできません。
なので、せっかく開設したジュニアNISA口座が無駄になってしまいます。
信頼できる証券会社でジュニアNISA口座を開設しましょう。
18歳になる前に払い出す時は全額払出しになる
2024年以降、ジュニアNISA口座にある資産は、子供・孫が成人年齢に達するまで保有し続けることが可能です。
お金が必要な時には18歳になる前に、いつでも払い出しが可能です。
しかし、一部のみの払出しはできず、全部を払出してジュニアNISAを廃止しなければなりません。
払い出そうとしたら、全部払出さなければならないので注意するようにしましょう。
2024年以降はジュニアNISA口座では新規の投資ができない
2023年末にジュニアNISAが廃止されます。
なので、2024年以降はジュニアNISA口座を開設ができず、新規の投資もできません。
お得に投資・運用ができるジュニアNISAは、今年の9月末までです。
口座開設を検討している方は、なるべく早く開設しておきましょう。
18歳以降は課税口座に移管される
子供・孫が18歳になると、自動的に成人用NISA口座が開設されます。
ジュニアNISA預りで保有している金融商品は、特定口座または一般口座へ移管となります。
その時から利益が出たら課税されるようになります。
あくまでもジュニアNISA口座の時だけ非課税ということだね!
オススメの証券会社
ここでは、ジュニアNISA口座開設する時にオススメの証券会社を紹介します。
オススメのネット証券2選
自身の資産運用であれば、さまざまなネット証券を利用しても良いと思います。
しかし、ジュニアNISAは、2つのみオススメの証券会社を紹介します。
というのも、金融商品が多い・安定した銘柄が多くあることが前提条件としてあるからです。
長期投資が目的だもんね!
他にもメリットをまとめているから、自分に合ったネット証券で始めよう!
SBI証券
SBI証券のメリットは以下の通りです。
・ジュニアNISA対象銘柄が2,500超え
・42の銀行から手数料無料で入金可能
・手数料が安い
・IPO取扱件数が多い
SBI証券は、口座開設数が700万を超える、ネット証券業界の大手の証券会社です。
ジュニアNISA対象銘柄が次に紹介する楽天証券と同様に2,500銘柄を超えます。
自分の好きな銘柄を見つけやすいのに加え、多くの銀行から手数料無料で入金ができるのもメリットです。
SBI証券は投資初心者にも投資経験者にも嬉しいメリットが多いのも特徴だね。
老舗のSBI証券であれば、多くの銘柄に分散投資ができ、他の証券会社と比較してもメリットが大きいと言えます。
\口座開設はこちら/
楽天証券
楽天証券のメリットは以下の通りです。
・楽天経済圏と相性抜群
・ジュニアNISA対象銘柄が2,500超え
・楽天銀行と連携すると自動入出金ができ、普通預金も優遇金利が適用
・13の銀行から手数料無料で即時入金が可能
※インターネットバンキング利用時
楽天証券は魅力が多く、投資初心者に優しいネット証券です。
SBI証券同様、ジュニアNISA対象銘柄が2,500超えで、自分の好きな銘柄を見つけやすいです。
楽天銀行を開設している人であれば、普通預金の金利も大きいよ。
楽天銀行と紐付けをすると、自動入出金ができ、会員のランクに応じて手数料が無料になる回数が増えます。
楽天銀行や、自身が楽天証券を使っている方にとってはメリットが大きいです。
まとめ
本記事では、2023年に終了するジュニアNISAを今開設するべきかについて紹介しました。
ジュニアNISAは制度が廃止になったことにより、メリットが大きくなりました。
我が家も3年前から始めているよ!
非課税で運用できて、お得に投資ができるからメリットが大きいんだよね。
我が家は、SBI証券でジュニアNISAの口座を開設しました。
昨年末に二人目の子供が生まれ、今年は二人分(計160万円)ジュニアNISAに投資する予定です。
我が家の投資先は全て公開しているよ!
我が家の資産運用記事はこちらから⏬
どんな感じで投資しているか参考にしてみるのもアリだね!
ジュニアNISAの口座開設は2023年9月末までなので、検討している方は早めに資料請求等をした方が良いです。
とりあえず口座だけ開設しておくのもアリだよ。
投資自体は年末まで可能なので、口座開設をしてから投資するかどうかを決めるのも手だと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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