当ブログ使用テーマ「SWELL」はこちらから タップ

【教師・教員用】自閉症児の対応時に参考になる本5選!〜特別支援学校の先生がオススメする目から鱗の参考書〜

当ページのリンクには広告が含まれています。

スポンサードリンク

めい

自閉症児の対応が難しい…
なんでこんな行動するの?

めい

より良い関わり方が知りたいけど、どうすれば良いんだろ?

うた

そんな時に参考になる本があるよ!

自閉症児との関わりや教える時に、「なぜ?どうして?」と思うことがあると思います。
僕(うた)もそうでした。

初任の頃は、自閉症の児童生徒と関わるときに、イライラやパニックにさせることがしばしばありました…

うた

個々の対応が違って、悩んでいたよ。

そんな時に、指導教員や上司の方に勧められて読んだ本で、目から鱗の情報がたくさんありました。

本記事では、自閉症児の対応で参考になる本を5冊紹介します。

うた

今後の指導・支援の参考にしてみてね!

早速みたい方はこちらから。

目次

より良い指導には経験も大切

そもそも論になりますが、本で得た知識だけでは、より良い指導・支援はできません。

というのも、児童生徒は個性があり、人によって違うからです。

めい

じゃあ本を読むことは意味がないの?

うた

そんなことはないよ。
本で得た知識が自分の引き出しの数を増やすからね。

本を参考にすることはとても良いことです。
ですが、本が全て!というわけではありません

今まで経験してきたことや、上司や同僚が経験したことも参考にしながら、指導・支援を行うことが大切になります。

めい

経験と本の知識の合わせ技が最強ってことだね!

自閉症児との関わりでオススメの本

それでは、自閉症児への関わりで参考になる本を5つ紹介します。

題名オススメ度
太田ステージによる自閉症療育の宝石箱
自閉症スペクトラムがよくわかる本
自閉症の僕が跳びはねる理由
TEACCHプログラムに基づく 自閉症児・者のための自立課題アイデア集
自閉症スペクトラムの子どもたちをサポートする本 
※タップで項目に飛べます
スクロールできます
題名オススメ度
太田ステージによる自閉症療育の宝石箱
自閉症スペクトラムがよくわかる本
自閉症の僕が跳びはねる理由
TEACCHプログラムに基づく
自閉症児・者のための自立課題アイデア集
自閉症スペクトラムの子どもたちをサポートする本 
※タップで項目に飛べます
うた

どれも参考になるから、全部見ても良いかも!

読みやすさや特別支援教育の経験が浅い方でも分かりやすい本を選んでいます。

経験が豊富な方にもとっても参考になる本です。

めい

この本持っている!って先生も多いかもね!

1冊ずつ詳しく見ていきましょう。

太田ステージによる自閉症療育の宝石箱


ご存知の方もいると思いますが、「太田ステージ評価」を参考にして書かれた本です。

太田ステージ評価」とは、シンボル表象機能の発達段階をみる評価法で、ピアジェやワロンなどの認知発達理論における発達の節目に着目して、発達段階を設定したものです。

この本のポイント
  • 児童生徒の発達が、どの段階かが簡易的に分かる
  • 今どんな支援・指導をすれば良いかが具体的に分かる
  • 次の目標が分かり、指導に見通しがもちやすくなる
うた

僕も初任のころに指導教員に勧められて購入したよ。
経験が浅い時でも「なるほど!」って思ったし、今読み返しても参考になるよ!

担任している児童生徒の発達段階が分かると、今後の指導・支援に繋げられます。

今やっている指導・支援は、難しすぎる?簡単すぎる?そんな疑問にも答えてくれる本です。

めい

今の指導が合っているかどうかが分かるのは嬉しいね!

この本は、学校現場だけではなく療育でも参考にされています。

図も豊富で、サラッと読めるのでオススメです!

自閉症スペクトラムがよくわかる本


知的障害教育でも有名な本田 秀夫先生が書かれている本です。

この本のポイント
  • 自閉スペクトラム(ASD)の基礎知識
  • 支援方法が充実していて初任者や経験が浅い先生にもオススメ!
  • 幼児期から成人期まで網羅的に書かれている

本書は、自閉スペクトラム(ASD)の基礎知識と支援方法が書かれているものです。

めい

入門編ってことだね!

基礎知識なので、知識が豊富な方には物足りないかもしれませんが、支援方法が充実しているのもポイントです。

うた

図解で見やすいのもオススメできるポイントだよ。

幼児期から思春期・成人期まで網羅的に支援方法が書かれているので、自身が担任している児童生徒にも参考になる内容です。

具体的な内容や事例が豊富に書かれていて、まだ経験が浅い方にも読みやすい内容となっています。

特に特別支援学校の初任者や若手の先生は、持っていて損はない一冊です。

自閉症の僕が跳びはねる理由


世界的ベストセラーになったあの本です。

この本のポイント
  • 自閉症の方の心の声が分かる
  • 自閉症の方の気持ちや行動への理解が深まる
  • 障害理解の入門としてもオススメ!

自閉症の方の内面が表出されている本です。

教員や保護者の「なぜ?どうして?」の理由が分かり、今後の指導・支援の参考になります。

めい

表出が少ない子の行動って分からない…

うた

1つ1つの行動に理由があるってことが分かる一冊だよ。

この本を読むと、こちらのペースで指導をするという考えがなくなります。

というのも、児童生徒の行動が、教員の指導・支援を理解しようとして取っている行動かもしれないと思えるようになるからです。

また、周囲の環境がとても大切だということを再確認できる内容でもあります。

うた

外的刺激があると、それに引っ張られてしまうからね。

今まで勉強してきたことと、自閉症の方の内面をリンクさせることができ、今後の指導・支援の仕方が変わるオススメの一冊です。

TEACCHプログラムに基づく 自閉症児・者のための自立課題アイデア集


自閉症児への教材で悩んでいる方にオススメの一冊です。

この本のポイント
  • 自閉症児へのアプローチの仕方が分かる
  • どんな教材が使えるかが分かる
  • 重度障がい者への支援の引き出しがたくさん増える

本書はTEACCHプログラムに基づいた内容がふんだんに書かれています。

TEACCHとは、アメリカで生まれた自閉スペクトラム症(ASD)の方とその家族を対象とした生涯支援プログラムです。

うた

この本は自立に向けた課題がたくさん書かれているよ。

学校でも、卒後の社会でも重要な「自立」。
その課題で、重度の方でも取り組める内容が盛りだくさんです。

めい

重度障がい者の方にどんな支援をすればいいかが分かるのは嬉しいな!

教材の作り方がとても分かりやすく書かれていて、これから教材を作ってみたいという方にはオススメの本です。

また、机上の空論ではなく、実際にアセスメントを取って教材を作成したり、作成した教材がどのように役に立っているかを紹介しているのもオススメできるポイントです。

教材作成に悩んでいる方には、とても参考になる一冊です。

自閉症スペクトラムの子どもたちをサポートする本 


この本のポイント
  • 自閉症の特徴や原因が図解で分かる
  • さまざまな療育プログラムを掲載
  • 社会自立に向けた支援についても書かれている

本書は、自閉症の特徴や原因、診断の流れから支援方法まで、図解で分かりやすく紹介されています。

診断関係は医療的な側面があるので、あまり参考にならないかもしれませんが、自閉症の特徴や支援方法は、とても参考になります。

うた

家庭や保育園・幼稚園、小学校での状況別の具体的なサポート例があるのも魅力的だよ。

本書には、さまざまな療育プログラム(「行動療法」「ABA」「TEACCH」)が掲載されており、どんな内容かも気刺されています。

めい

よく聞くプログラムだけど、どんな内容か分からないって先生にもオススメだね!

他にも、長期目線として社会自立に向けた支援についても書かれているのもオススメポイントです。

卒後の就労や自立は人生を左右するものです。
それまでに何をすれば良いか、社会自立とは何なのか?ということが分かると、指導・支援の役に立ちます。

めい

私たちは何年間かで関係が終わるかもしれないけど、その子の人生はずっとあるもんね。

先を見据えた指導・支援はとても大切なことです。
そのような支援ができるようになると、児童生徒の人生が良い方向に変わります。

うた

スモールステップでやっていくのも大切だけど、それが将来どんな役に立つかも考えられると良いよね!

注意事項

本記事でオススメした本は、どれも参考になるものばかりです。

ですが注意事項があります。それは、

・本の内容をそのまま使わない
・個々の特性に合った指導の参考程度にする

あくまで、本は自閉症の方へのアプローチの一つの手段です。
これが自閉症の方全員に当てはまるわけではありません。

めい

みんながみんな同じじゃないもんね!

うた

そうだね!
人はそれぞれの特徴があるし、性格も違うからね。

本で得た知識を活用することはとても良いことです。

しかし、「本に書いていたからこれが正しい」ではありません

もちろん、バシッとハマる方もいると思います。
ですがそれが変な成功体験にならないように注意してください。

うた

よくある失敗例だよ。
「本に書いてあるからこれが正しい!」と思わないようにしよう。

自身の過去の指導の経験や、上司や同僚と相談しながら、より良い指導・支援に繋げていきましょう。

まとめ

本記事では、自閉症児の対応時に参考になる本を5冊紹介しました

正直どの本もオススメなのですが、全部読むとなると大変なので、順位づけをしてみました。

本記事で紹介した本は以下の5冊です。

題名オススメ度
太田ステージによる自閉症療育の宝石箱
自閉症スペクトラムがよくわかる本
自閉症の僕が跳びはねる理由
TEACCHプログラムに基づく 自閉症児・者のための自立課題アイデア集
自閉症スペクトラムの子どもたちをサポートする本 
※タップで項目に飛べます
スクロールできます
題名オススメ度
太田ステージによる自閉症療育の宝石箱
自閉症スペクトラムがよくわかる本
自閉症の僕が跳びはねる理由
TEACCHプログラムに基づく
自閉症児・者のための自立課題アイデア集
自閉症スペクトラムの子どもたちをサポートする本 
※タップで項目に飛べます
うた

本のポイントを参考にしてみてね。

特別支援学校の若手の先生や、支援学級で自閉症児を担任している方には目から鱗の情報が詰まった本ばかりです。

より良い指導・支援や教材作成、卒後を見据えた広い視野がもてるようになるので、ぜひ手に取ってみてください。

めい

近くの先生で、本を持っていたら借りても良いよね!

うた

そうだね!
借りてみて参考になるようだったら購入してもいいね。

本は、自身の知識になり、経験が広がるツールです。
参考書として持っていると、強い味方になってくれるでしょう。

本記事が、皆さんの今後の教員生活が充実する一助になると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

スポンサードリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次